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撮影: 滋賀県高島市マキノ町/2日目 晴れ [亥]

撮影も2度目ともなると、なんだか懐かしい場所に帰ってきたかのような親近感がわく。しかし、どうも田園広がる里山を背景にした図は収まりが悪い。風景の中にぽつんと衣装を着た人物がいる、という風になってしまう。メタセコイヤ並木、草原、雑木林を移動して、結局メタセコイヤ並木沿いの雑木林の中で撮影することに決めた。角度によっては背後に果物畑や作業用の建物などが映ってしまうので、三脚の位置が結構難しい。並木沿いなので、ピックランドに野菜を買いにくる車や、畑で作業する車は2メートルと離れていないところを走っていく。雑木林の中にいるモデルは、衣装が以外と保護色になって気がつかれない。むしろ歩道の端に三脚を構えているカメラマンの方が「なにやってんの」目線で見られる。
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車の往来という点では、雑木林での撮影よりも、メタセコイヤ並木の真ん中でポーズをつくっている写真を撮るときの方が大変だった。「マキノへようこそ!」みたいな感じで撮ったこの写真、ぐうぜんマキノで行われた写真コンテストに出品したのだが、残念ながら落選してしまった。テーマは「マキノの風景」だったのだが。。。。確かにマキノの風景であって、マキノの風景ではない。。。かな。
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撮影: 滋賀県高島市マキノ町/1日目 虹、曇り後雨 [亥]

まず「里山」を探す。棚田など広がっていれば理想的である。里山、棚田は思ったより全国に点在する。それぞれ地元の方達の保存活動によってその風景を保たれている。里山、棚田は共に常の手入れが必要で、農家の高齢化や休耕田の増加など、景観保存には大変なご苦労を伴うことだと思う。米作りなど、里山、棚田での参加活動を呼びかけているところも多く、私も今にぜひ参加したい。

さて、その中の一つ、滋賀県高島市マキノ町に下見に向かう。マキノはどちらかというとスキー場として知られているかも知れない。
国道161号線をひたすら北上。。。マキノは琵琶湖の北端に近い、桜の名所である海津大崎の手前にある。国道を走っていると前方に大きな虹。
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メタセコイヤ並木を中心に、その辺りをぐるぐると回る。のどかな田園風景が広がり、「猿用爆竹 あります」なんて、看板が立っていたりする。猪のでそうな風景を探しにきたんだけど、猿も出るんだ〜などと言っている間に。。。。

虹がかかるのは雨の後だと思っていたのだが、雲行きがだんだんあやしくなってきたのだ。一応衣装一式持参で来ているのだが、空は鉛色、雨は。。。

「無理だね、これは」
カメラマンとモデル、顔を見合わせる。2度参りのジンクス、今年も出たか、というところである。一時間程車内で待ってみたが、天気は変わりそうにない。あきらめて道の駅で地元の新鮮野菜を買いに走った。

福井から琵琶湖へ出る161号線で、はじめて琵琶湖が見えるという追坂峠にある道の駅は、なかなかスグレモノである。新鮮野菜が置いてあるし、琵琶湖を眺められる飲食スペースでは、その昔、越前から琵琶湖へ向かった旅人がこの峠を超えて琵琶湖を初めて目にしたときの感動に思いを馳せたりできる。

また、メタセコイヤ並木添いにあるマキノピックランドもでも新鮮野菜は充実した品揃えである。道の駅大好きのカメラマンとモデルにはたまらないお楽しみ場である。

ちなみにこのメタセコイヤ並木、地図で見ると、マキノ町の中で、この並木に当たるところだけが不自然なくらいまっすぐに伸びている。もともと第二次世界大戦の時に戦闘機の滑走路として作られたそうである。今では並木沿いにはのどかな果物畑や椎茸の原木林(?)が広がり、戦闘機の走る姿などは想像できない。平和は本当にありがたいと思う。
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車内より 薄曇りのメタセコイヤ並木


衣装コンセプト・亥 [亥]

「里山にちかく住む」「うりぼう」が今年のイメージテーマである。猪は山の「神」でもあるので、少し豪華な仕上がりも意識する。上衣が猪の頭のシルエットになっているのにご注目。
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亥・猪のイメージ [亥]

「猪突猛進」「猪武者」から推測されるように、猪は勇猛の象徴であり、山の神であった。伊吹山で出会った白猪を山の神だと知らず、後に報復を受けて死に至るヤマトタケルの伝説、また「もののけ姫」でも猪は山の神として登場している。ちなみに恐ろしい嫁のことを「山の神」と言う。「山」がもともt女性神の性格をもつところから来ているらしい。そういえば山姥は、一見怖くて悪者のようであるが、それはいびつに変化させられてしまった結果であって、もともと山姥には山の神の性格を持つという。母なる大地、山、山姥、鬼嫁。。。う〜む。。。

猪は里山に近く生息し、時には田畑を荒らすこともあるが、人に害なす蛇を食べるという一面も持つ。十二支表で亥と巳が対角線上にいるのは偶然ではないかもしれない。
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北野天神縁起より 畜生道の一場面 蛙を狙う蛇、その蛇を狙う猪、その猪を狙う樹上の猟師。。。

猪を見る機会というのは十二支の中でも一番少ないのではないか。冬に「ボタン鍋」の猪肉にお目にかかることはあっても、実際に見るとなるとほとんどないのでないかと思われる。動物園でも猪を見たという記憶は。。。あまりない。。。

猪は多産なことから豊穣の象徴でもある。背中に白い筋の入った猪のこどもたちの姿は、瓜ににていることからうりぼうと呼ばれる。小学校の時に読んだ松谷みよ子著「龍の子太郎」にうりぼうが出ていた場面が印象に残っている。それ以来、猪といえば「うりぼう」である。

ちなみにこのうりぼうが、物語のヒロインである「あや」という少女の奏でる笛の音に誘われ、あやのまわりで集うシーンがある。あやは横笛がうまいのである。子供心に、「横笛」というのはとてもカッコよく見えた。小学校では縦笛を習う。今はリコーダーというのかな?自分でいうのもなんだが、私は結構うまい方であった。。。と思う。しかし、図画の時間に、縦笛をふく同級生の絵などを描いたりするが、縦笛を吹く図というのは絵にならない、、、(と、その頃は思っていた)。「笛は横笛がカッコいい!」奈良公園で買ってもらった鹿の絵つきの笛で、あやになるべく、ふーふーと力んだが、縦笛とは穴の数もちがうし、押さえ方も分からない、縦笛なら吹けばとりあえず音が出るが、横笛は音らしきものを出すことさえ難しい。。。しばらくしてあきらめた。。。ような気がする。

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「鳥獣戯画」より 山の神も、ここではウサギやカエルに捕われる身。。。


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